2008年03月08日
行って来ました、白川郷
今日は、当社 『東』 と 白川村に行って来ました。
目的は、設計申し込みを頂いたので、現地の雪除けと 建物の だいたいの 位置出しです
この写真は、測量後、 世界遺産 見学してきました

高山から向かうと・・・まずは、御母衣ダムが 見えます

白川ですが、現在は 普通の住宅に 住んでおられます。
敷地の 雪除けは 大雑把に 施主さんにしていただいたので
肝心なところだけスコップで雪除け後、だいたいの 位置出しに かかりました

後ろの山が 綺麗ですが・・・・光波を 覗いている 『東』 です

社長のブログでも 紹介されていますが、以前この施主は 隣接地のこの 合掌造りに住んでおられましたが
維持が大変との事で、手放されました。
メンテナンスがしっかりされていないので、少し心配して折られました

トイレに 近くのスキー場に 行きました。(現場から見えたので)
ああ・・・ 滑りたい・・・・・。 (どんだけぇ~滑れば、気が済むんやって・・・
)

近くのスキー場より、綺麗な施設でした

さて・・・ 仕事を済ませた後は
現場から 約20分移動・・・・・・世界遺産、合掌集落です

今、200年住宅が ちまたで話題ですが、 ここ白川の合掌造りは古いものは 300年級。
実際に200年もっている住宅です。
マニアらしく、少しだけ 紹介します
この梁の太さがわかりにくいのが、残念。9間通し(約16.2m)の1mはあろうかと思う 大梁です
その他の梁も大きいため、大きさがわかりにくいですね。
根元は、根曲がりを上手く利用して、高強度になっています
この建物は、建築年数は3年かがり、実に丁寧な 仕事がしてあります

床に 火打ちなる 斜め材はありませんが、大きな梁を十字に編むことで、床剛性も確保されています。
構造的な種別で
1階部分は、日本古来の伝統構法となっており、地震に対しては、柱の曲げ拘束が活用されています。
異常に高い1階部分は、建具が入る付近と大梁の2本で拘束し その間も 通し貫で拘束しています。

対して 2階から上は、トラス形式の合掌が組まれています。
昨日のブログで紹介しましたが 合掌柱の下 『コマジリ』です
可動性が持たせてあり、
コマジリは先がとんがっていることで、屋根に積もった雪の重みを一点に集中させる。
余計な力を与えることなく下の柱に無理なく伝えることができる。
そして固定せずに遊びを持たせることで、雪と屋根の総重量100トンの重みから家を守っている。
この技術は雪崩よけのスノーシェッドや鉄橋の橋桁、高速道路を支える支柱、大型ドームを支える柱に生かされている。
などです。

合掌上部です。

室内から・・・・2階部分です

妻側の窓は、斜めに傾斜しています

昔は、囲炉裏を利用することで、その煙で 建物を 虫、腐りから 守っていました。
そのため 床は 全部透けています

雪解け 水が 滴っている様子ですが・・・・ブログ写真では 判りにくいですね。

これは、近くの寺の 軒部分を撮影しました。 寺は合掌では 無いようです

さて たとえばですが、
白川郷の実際に 200年超の建物を見て 必要なことと 言えば
構造的な点では、木部は必ず やせ が生じるので 将来的に かしめられる方法であること
(または、取替え可能なこと)
この建物は現代の重機を使用しても、莫大な費用と手間が掛かります。
家を計画して、その年に建築・・・なんてのは 不可能
メンテナンス・・・・超 大変です
この合掌で言えば・・・まず屋根の茅葺屋根葺き替え
囲炉裏を必ず利用 (まきの確保)
この建物は 断熱的には 無しに等しい
構造材の寿命と 断熱による耐久性は 相反していて、構造材は
何も囲わず常に通風状態が理想 (腐り・シロアリもすぐわかる)。
そうすると・・・・・超 寒い家になります
超スケルトンが、ライフスタイルに合う方
などなど・・・・ ここまでは行かないにしても、200年 持たせるというのは
住んでる方の 努力も かなりの キーワードになるかと思います
書きたいことが 分散していますが・・・・ 運転疲れかな・・・・明日のスキーで癒そう
明日は 仕事は お休みです
目的は、設計申し込みを頂いたので、現地の雪除けと 建物の だいたいの 位置出しです
この写真は、測量後、 世界遺産 見学してきました
高山から向かうと・・・まずは、御母衣ダムが 見えます
白川ですが、現在は 普通の住宅に 住んでおられます。
敷地の 雪除けは 大雑把に 施主さんにしていただいたので
肝心なところだけスコップで雪除け後、だいたいの 位置出しに かかりました
後ろの山が 綺麗ですが・・・・光波を 覗いている 『東』 です
社長のブログでも 紹介されていますが、以前この施主は 隣接地のこの 合掌造りに住んでおられましたが
維持が大変との事で、手放されました。
メンテナンスがしっかりされていないので、少し心配して折られました
トイレに 近くのスキー場に 行きました。(現場から見えたので)
ああ・・・ 滑りたい・・・・・。 (どんだけぇ~滑れば、気が済むんやって・・・

近くのスキー場より、綺麗な施設でした
さて・・・ 仕事を済ませた後は
現場から 約20分移動・・・・・・世界遺産、合掌集落です
今、200年住宅が ちまたで話題ですが、 ここ白川の合掌造りは古いものは 300年級。
実際に200年もっている住宅です。
マニアらしく、少しだけ 紹介します
この梁の太さがわかりにくいのが、残念。9間通し(約16.2m)の1mはあろうかと思う 大梁です
その他の梁も大きいため、大きさがわかりにくいですね。
根元は、根曲がりを上手く利用して、高強度になっています
この建物は、建築年数は3年かがり、実に丁寧な 仕事がしてあります
床に 火打ちなる 斜め材はありませんが、大きな梁を十字に編むことで、床剛性も確保されています。
構造的な種別で
1階部分は、日本古来の伝統構法となっており、地震に対しては、柱の曲げ拘束が活用されています。
異常に高い1階部分は、建具が入る付近と大梁の2本で拘束し その間も 通し貫で拘束しています。
対して 2階から上は、トラス形式の合掌が組まれています。
昨日のブログで紹介しましたが 合掌柱の下 『コマジリ』です
可動性が持たせてあり、
コマジリは先がとんがっていることで、屋根に積もった雪の重みを一点に集中させる。
余計な力を与えることなく下の柱に無理なく伝えることができる。
そして固定せずに遊びを持たせることで、雪と屋根の総重量100トンの重みから家を守っている。
この技術は雪崩よけのスノーシェッドや鉄橋の橋桁、高速道路を支える支柱、大型ドームを支える柱に生かされている。
などです。
合掌上部です。
室内から・・・・2階部分です
妻側の窓は、斜めに傾斜しています
昔は、囲炉裏を利用することで、その煙で 建物を 虫、腐りから 守っていました。
そのため 床は 全部透けています
雪解け 水が 滴っている様子ですが・・・・ブログ写真では 判りにくいですね。
これは、近くの寺の 軒部分を撮影しました。 寺は合掌では 無いようです
さて たとえばですが、
白川郷の実際に 200年超の建物を見て 必要なことと 言えば
構造的な点では、木部は必ず やせ が生じるので 将来的に かしめられる方法であること
(または、取替え可能なこと)
この建物は現代の重機を使用しても、莫大な費用と手間が掛かります。
家を計画して、その年に建築・・・なんてのは 不可能
メンテナンス・・・・超 大変です
この合掌で言えば・・・まず屋根の茅葺屋根葺き替え
囲炉裏を必ず利用 (まきの確保)
この建物は 断熱的には 無しに等しい
構造材の寿命と 断熱による耐久性は 相反していて、構造材は
何も囲わず常に通風状態が理想 (腐り・シロアリもすぐわかる)。
そうすると・・・・・超 寒い家になります
超スケルトンが、ライフスタイルに合う方
などなど・・・・ ここまでは行かないにしても、200年 持たせるというのは
住んでる方の 努力も かなりの キーワードになるかと思います
書きたいことが 分散していますが・・・・ 運転疲れかな・・・・明日のスキーで癒そう

明日は 仕事は お休みです
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Posted by かわだ at 19:46│Comments(0)